Posts tagged: 福島県

再び福島・宮城へ

By , 2012年8月2日 9:43 pm

松川第2仮設住宅内の集会所

松川第2仮設住宅の管理人さんのお話

高岡教区の災害救援活動専門委員会(若院は副委員長)で企画した、「東日本大震災高岡教区役職者現地研修」に参加し、再び福島と宮城を訪れました。初日は福島県飯舘村の皆さんが避難しておられ、高岡教区から何度も支援に訪れている松川第2仮設住宅を訪問し、管理人の方から村の現状や仮設住宅での生活についてお話を伺いました。村には戻りたいが戻れない現実と仮設住宅に帰らなければという居場所がどっち付かずの状況の中での複雑な心境を吐露されました。農業と酪農、その他などの複合型の農業を行っていた生活から、 Continue reading '再び福島・宮城へ'»

親鸞聖人を語る夕べ&相馬移民200年記念シンポ

By , 2011年11月26日 10:56 pm

杉岡誠氏

昨夜、放射能汚染によって全村避難を余儀なくされている福島県飯舘村より、善仁寺住職で飯舘村村役場職員の杉岡誠さんを講師にお招きし、西本願寺高岡会館の報恩講のお初夜「親鸞聖人を語る夕べ」が開催されました。750回大遠忌法要の年ということで、宗祖讃仰作法の音楽法要でのお勤めがあり、その後、杉岡住職のお話を聞きました。

まず、先日、高岡教区から支援米を届けてもらったことへの謝辞と、飯舘村のご門徒さんたちが、大変喜ばれたことを寄せ書きからご紹介されました。お米を提供して下さった方々もお参りで、直接お礼のお言葉をいただけたことが有難かったです。そして3月11日に何がおこったのか、その後、原発事故の村への影響などを体験から分かりやすくお話しくださいました。東京工業大学大学院で核物理を専攻されていた科学としての視点から、冷静に事故の被害状況を測定し、村民の不安と向き合われたのでした。県も国も村に情報を伝えなかったことで多くの村民が大量の被爆をしてしまったことへの悔いを吐露されました。全村避難完了までに5ヶ月もかかった対応の遅さから、日本がいかに原子力災害に対して無知で、無防備だったかが明らかになり、これから一人一人が物理を学び、核に対する知識をもってこの問題と向き合っていかなければならないとおっしゃいました。原発の是非については、 Continue reading '親鸞聖人を語る夕べ&相馬移民200年記念シンポ'»