Posts tagged: 富山市

富山・倉敷交流会のみなさん来寺

By , 2014年10月28日 5:41 pm
DSC_0128

『御二河白道之柵』の解説をする若院

さる10月23日、倉敷市と富山市の交流会の参加者ご一同が来寺され、善興寺と棟方志功の関係について学びを深めていかれました。富山市東岩瀬にはかつて繊維会社の倉敷レーヨン(現クラレ)がありました。社長の大原総一郎氏が、太平洋戦争後、日本の復興の一大事業として、社運をかけて製造を始めた繊維ビニロンの生産拠点の一つとして昭和25年に開業したのです。そのときに買収した北前船廻船問屋の森家(現富山市文化財)を「晏山寮」と名付け、宿舎として愛用していました。

福光に疎開していた棟方志功ともそこで親交を深め、大原氏が愛読したニーチェの『ツァラトストラ』の冒頭の文句が刷られた版画などが生まれました。富山でのこのご縁を訪ねる交流会として、近年倉敷市と富山市の有縁のみなさんが交流されています。 Continue reading '富山・倉敷交流会のみなさん来寺'»

合同墓について

By , 2013年8月13日 10:37 pm

s-合同墓完成 少子高齢化社会の到来により、近年、善興寺に寄せられるご相談に「私が死んだら、仏壇やお墓をどうすればよいでしょうか。」とか「私の代で家が絶えるので、合同で納骨できるお墓を建てて欲しい」、「お骨をお寺で預かってもらないか」などという内容が増えてきました。

実際に、もうすでに将来を見据えてお墓を解体され、ご先祖の遺骨を善興寺に預けられた方々もいらっしゃいます。このようなご要望にお応えするため、2013年夏、善興寺墓地内に合同墓を建設いたしました。

いのち終えた後、ともにお浄土でお遇いする浄土真宗のみ教えにも適ったお墓の形と考えます。将来のことを見据えたお墓のあり方としてご使用いただければと存じます。遠方の方からもお問い合わせあり、将来的なお墓のあり方の一つとしてご提案させていただきます。 Continue reading '合同墓について'»