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二十八日講報恩講

By , 2011年12月5日 9:29 pm

竹中住職のお話

今年の「仕舞お講」が勤まりました。5、6、7、8月、そして11月の報恩講をもって一年の行事がほぼ終わります。ご講師は婦中町笹倉の妙順寺住職、竹中了哲師でした。竹中さんは、若坊守の実家のお手継ぎのお寺さんで、多くの若者たちに仏法を伝えてこられた方です。

今回は、「本願のいはれ」と題して、お話を伺いました。蓮如上人の『御文章』に「いはれ」という言葉が何度もでてくることから、真宗の信心というのは、阿弥陀如来のはたらきの因縁や背景をきくことをもっとも大切にしていることを紹介されました。そして本願に照らされ明らかになる人間の不確かさ、愚かさをいろいろなお言葉を引用され、この世でのほとんどのことは、朝露のような儚く夢のようなことであることを伝えて下さいました。

インドの詩人、タゴール(1861〜1946)の言葉

君がなにものであるかは君には見えず、君が見ているのは君の影だ。

お釈迦様のことば『真理のことば』より

白髪なるが故に長老なのではない。ただ年のみ老いたものは愚老と呼ばれる。