南无阿弥陀仏をとなふれば

By , 2010年6月16日 10:43 pm

今日16日は親鸞聖人の月命日。食事が精進日であり、4年前から毎月16日夜8時〜9時に「正信偈和讃」の会を開いています。正信偈を行譜でおつとめし、和讃を二種ずつ味わっていくもので、今日の御和讃は現世利益和讃の

南無阿弥陀仏をとなふれば

他化天の大魔王

釈迦牟尼仏のみまえにて

まもらんとこそちかひしか

天神地祇はことごとく

善鬼神となづけたり

これらの善神みなともに

念仏のひとをまもるなり

でした。

現世利益和讃は十五首ありますが、そのテーマは念仏の教えに生きる私が神々に尊敬され、まもられるというものです。まもられるというと、私たちが望まないことや嫌な境遇などからまもられるという考えで読んでしまいがちですが、これらの和讃には、私たちを必ず浄土へ生まれさせるためにまもることが説かれているのであって、いわゆる「現世のご利益」が説かれているのではないということを教えていただけるのです。

コメントをどうぞ