帰真慶讃法要2015

By , 2015年6月15日 10:41 pm
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実如上人から下付されたご本尊をお懸けしてのご法要

お天気に恵まれ、さまざまな因縁が結び合わされ、善興寺が浄土真宗に改宗した記念の法要、帰真慶讃法要をお勤めさせていただきました。

ご講師は、釈徹宗さん。相愛大学教授で如来寺ご住職の釈さんは、宗派の枠を超えて、宗教間対話、介護、芸能、思想、経済界などさまざまな方面の方々と交流してご活躍の方です。

「六字のみ名を称えつつ」と題した記念法話をいただきました。

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釈さんのお話にききいるみなさま

先人たちから渡されたパスを私たちはどのように受け、また、次の世代へどのようなパスを渡すのか、仏法を聞くとは、そういうなかにあるということを問われたように思います。

真宗宗歌の歌詞を配布され、「ふかきみのりにあいまつる」の「あう」の漢字が、「会う」でも「逢う」でも「遇う」でもなく、「値う」という意味を教えていただきました。本願にあうとは、私と阿弥陀如来のこころが寸分違わずぴたりとあうことであると親鸞聖人は味あわれたのです。

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最後に気さくにサインに応じて下さいました。

この本願を聞くためにはこころと体のトレーニングがなければ受け入れることはできない、というポイントは非常にうなづけるものでした。真宗がなぜ聴聞をもっとも大切にしているか、名号を称えるとはどういうことなのか、世界の諸宗教の教えとの比較から力強く伝えて下さいました。

ご法話なのに教学的なおさえもしっかりとされていて、いろんな人々にさまざまな聞き方を提示されていると感じました。わたしのためのお念仏であったということを改めていただかせていただいた貴重な時間でした。合掌

作家の青木新門さんもご参拝で、「新門日記」にて記しておられます。

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かもん会のみなさんと懇談

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