蓮の花初開花

By , 2014年8月6日 6:41 pm

DSC_00438月3日、第59回早起き法話会が終わった朝、本堂裏のビオトープに去年から植えた大蓮の蓮根から大輪の花が咲きました。春から何度も肥料を追加しながら、様子をみてきましたが、葉が大きく成長し、そのあと拳程の大きさの蕾が水中より顔を出しました。

泥中から咲くその姿に接し、思わず、「なもあみだぶつ」のお名号が口から出て下さいました。維摩経というお経に、「譬えば高原の陸地には蓮華を生ぜず。卑湿の淤泥にすなわち此の華を生ずるが如し。」という有名なお言葉があり、蓮の花は仏さま、さとりを表す花として表現されてきました。世俗を離れた高地に仏さまがいらっしゃるのではなく、苦悩に満ちた煩悩がさかんな、じめじめとした泥の中にこそ仏さまはおられる、という譬えとして説かれるのです。

阿弥陀如来の台座も金色の四十八枚の蓮の花ですし、仏陀の代名詞として蓮は古来より尊いお花として尊ばれてきました。子供たちは、蓮の葉に水をいれるとゼリーのように踊るすがたが面白いようで、葉を動かしながらダンスをしていました。

DSC_0047残念ながら蓮の花は、4日程しか咲かず、そのあとははなびらが散って、蓮の実が残ります。ご覧になりたい方はお早めにお越し下さい。

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