高岡クラフツーリズモに行ってきました!

By , 2013年7月14日 3:06 pm
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折井着色所のいろんな色

高岡の伝統産業青年部(40歳以下)のみなさんが、高岡銅器を中心に高岡の伝統産業について知ってもらおうと全国に呼びかけて開催されている「高岡クラフツーリズモ」という旅行に参加してきました。今回は仏具や仏像を作っている工場を訪問し、どのような工程で銅製品ができるのか、見せていただき、いろいろなことを教えていただきました。

普段、お寺や仏壇では、使ったり、拝んだりしている仏具について知らないことばかり!僧侶こそこんなツアーに参加して、仏教の世界観を荘厳する職人の技を知るべきだと思いました。全国からいろんな職種のみなさんが参加されていて、交流でき刺激的な一日でした。これからも企画されるということで、楽しみです。鋳物の型の種類や作り方の発想は、人類のこれまでの叡智が満載だと感じましたし、各工程が分業制になっていることで、職人さんたちの技術が非常に高められてきたことを教えていただきました。

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粕を塗った銅板を高温で焼き色目をつける

そこで高岡の銅器産業が衰退している原因のひとつに仏さまを拝まなくなったこと、が挙げられるのではないでしょうか。拝む、教えを聞くことによって仏具が求められ、人生に仏弟子になっていく育ちがあったのが、今なくなりつつある。それと同時に銅器産業も従来の製品だけでは立ち行かなくなっているのでしょう。

そんな現実を自分の問題として受け入れて、青年部のみなさんは、それぞれの現場や技術をどのように多くの人に知ってもらうか、そのコンセプトのもとこのようなツアーが企画されているのでした。

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銅の合金インゴットを溶かす溶解炉。

いろいろとお話を伺っていると、私たち寺院の現実と非常に似た悩みや現実があることに気づかされました。これからの交流のなかでお互いを刺激し合える関係になれれば有難いと思います。ありがとうございました。

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梶原製作所さん作の聖徳太子像 奥は高岡駅前の大伴家持像(駅新築のためここに滞在中)

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高い彫金の技術に触れる

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シマタニ昇龍工房の技

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