かもん会一泊研修会

By , 2011年1月30日 10:02 am

柳宗悦氏の書「大悲」の前でお話しする太田さん

2年に一度の善興寺「かもん会」一泊研修会が、庄川温泉郷の越中庄川荘で開催されました。昨年、日本民藝協会の祖、柳宗悦氏が往生されてから50年を迎えたことを機縁に、となみ民藝協会の会長で真宗大谷派大福寺のご住職、太田浩史師をお招きして真宗と民藝についてのお話をうかがいました。

南砺市の土徳が育んだもの、真宗の教えから浄土の美が生まれたお話や、善興寺にもご縁の深い棟方志功さんがどのようにして柳宗悦氏の目にとまったかなど、興味深い逸話をたくさん聞かせていただきました。

また、民藝運動を担った河井寛次郎、濱田庄司、棟方志功のお孫さんたちが今、いろいろな形で活動されているそうです。民藝運動のこれからの活動にも注目が集まっているのだとか。残念なのは真宗僧侶が民藝についてあまり関心がないということだそうです。

2日目は南砺市城端を訪れ、善徳寺や一昨年往生された芸術家岩城信嘉氏のお宅、曳山会館などを見学しました。

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