御二河白道之柵の誕生日

By , 2010年11月7日 4:09 pm

雲一つない青空と銀杏の木

抜けるような秋晴れの今日、11月7日、中田小学校のPTAの皆さんと小学生のお子さんたちが善興寺へ参拝されました。「中田ヒストリックウォーク」という行事で中田地区の歴史的な場所を親子で歩いて訪れ、地元の歴史を学ぼうという内容とのこと。住職外出のため、私、若院が簡単な善興寺の歴史と棟方志功作『御二河白道之柵』についてお話しさせていただきました。

『御二河白道之柵』について説明していたところ、描かれた日時が「昭和26年11月7日」とあることに気づき、「あ、今日や!」と思わず驚いてしまいました。そうなんです。今から59年前の今日、福光から城端線に乗って戸出駅で下車し、歩いて中田まで来られた棟方志功さんがこの絵をこの善興寺で描かれたのです。たまたま若いお父さん、お母さん、そして小学生のみんなにお話しできた日がこの作品の誕生日。不思議なご縁ですね。ということは…、来年の11月7日で、60歳の還暦ということかー。この絵の放つメッセージと改めて向き合わせていただいた一日でした。合掌

絵について解説中

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